モカマタリ アラビア半島のイエメンでのコーヒー栽培
Published
アラビア半島の西南部の緑が豊かな地域は
Arabia Felix “幸福のアラビア”と呼ばれている
これは 幸福であってほしいという願いを込めてだが…
イエメンのコーヒーは生産性が低いコーヒー
マチュピチュは遺跡だけど
イエメンは マチュピチュと同じようなところに人々が生活している
標高は 2567m
コーヒーはテラスとワジで栽培される
急な斜面に石を盛り 斜面と石の間に土を入れ テラス をつくる
その土の部分にコーヒーの苗木を植える
天の恵みである雨で育つコーヒー
またはワジという谷の底の枯川で栽培される
ワジは一見 石と砂だがこの石はもろく 崩れると土っぽくなる
ここは地下水が豊富なため収穫量の過半数はワジによる
ここのコーヒーは 鈴なりになったりしない
完熟した赤い実をひとつひとつ収穫し、一般家屋の屋上で乾燥させる
「カート」という葉っぱを栽培すると早く収穫できるし、
手軽に現金化できるためそちらを栽培したがるが
その葉っぱは噛むと気分を高揚させ いい気持になるため
人々が怠け者になって何もしない
そのためコーヒーの収穫を復興させようとしているという
“コーヒーは 産地にお金が戻る”
世界の子供たちに 人間らしい人生を!!
わたしたちは コーヒー店をやることにより、
知らず知らずに
産地の人々を 微力ながら 支えているのかもしれない
(写真はVOLCAFE の広中氏提供、広中氏のセミナーより)